寒空 さむぞら

絵画  日本画 / 大正 / 日本 

下村観山 (1873-1930)
しもむらかんざん
1923年
絹本著色、軸装
44.0×94.0

下村観山は横山大観、菱田春草らとともに日本美術院の中心人物として明治期、新しい日本画の創造を目指しました。観山は、古典の研究と、卓越した技法で気品のある独自の穏やかな画風を確立します。1917年45歳で帝室技芸員となり、功なり名をとげた観山は、以前のように重要文化財級の傑作を残すことがなく、晩年は古画に傾倒し、酒に親しみ、人を避けて、画仙のような生活をしたといわれます。『寒空』は鳥の鳴き声と羽音だけが染みわたる寂寥感が伝わってくるような情景が卓越した技術で描かれています。ここには彼が東洋画の理想と仰いだ静謐な宋や元時代の古画への憧憬と自然観照の心境を見てとれないでしょうか。

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