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平城宮跡内裏北外郭官衙出土木簡(SK820)

へいじょうきゅうせきだいりきたがいかくかんがしゅつどもっかん

概要

平城宮跡内裏北外郭官衙出土木簡(SK820)

へいじょうきゅうせきだいりきたがいかくかんがしゅつどもっかん

木簡・木製品類 / 奈良 / 奈良県

奈良県

奈良時代

約1800点

奈良市

重要文化財

内裏北外郭官衙のゴミ捨て穴SK820の木簡は、聖武天皇が5年ぶりに平城宮に戻った745年(天平17)から747年頃使われたもの。都の東郊では大仏の造立が始まり、平城宮でもあちこちで槌音が響きわたっていた。内裏とその周辺の役所の改修工事に伴うゴミが、重要文化財に指定された木簡の源となった。その内容は、内裏を守った兵衛の記録や内裏を支えた様々な役所の日常業務の記録、各地から天皇の食膳に供するために運ばれた「贄」、「中男作物」に付けられた荷札・付札をはじめ、宮廷の生活を彷彿とさせる木簡まで多岐にわたっている。日本で千点を超える規模の木簡群がみつかったのはSK820が最初である。

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