阿弥陀如来立像 あみだにょらいりゅうぞう

彫刻 / 奈良県 

鎌倉時代 13世紀
木造 檜材 一木造(割矧) 古色 玉眼 立像
像高106.5
1躯

 腹部に輪宝(りんぽう)、股間に蓮華形を付けるほか、裸形(らぎょう)に表された像。このまま安置するのではなく、布製の衣服を着せて祀(まつ)っていた。このような裸形像は鎌倉時代から作例が増加し、地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)や弘法大師像などもあるが、最も多いのは阿弥陀如来像である。鎌倉時代的な写実精神にのっとり、実際に布製の衣服を着せたという解釈がありうるが、同時にまた、この頃に浸透する生身(しょうじん)の如来、すなわち仏像をたんなる偶像としてではなく、生ある存在として崇める信仰とも関わる可能性がある。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.100, no.128.

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