玉敷神社神楽
たましきじんじゃかぐら
概要
埼玉県北埼玉郡騎西町の延喜式内社玉敷神社に伝わる神楽で、毎年、二月一日、五月五日、七月十四日、十五日、十二月一日、二日に境内の常設神楽殿で舞われる。
享保四年神楽奉納の古記録を持ち、かつては隣り村正能【しょうのう】の神楽師が、父子相伝で伝えてきた。
曲目は、一曲一座形式で十六曲(「ミテグラの舞」「イザナキ、イザナミの連舞」「五行の舞」「オカメの舞」「戸隠しの舞」「諏訪明神の舞」「鬼に鍾馗」「鈿女命の舞、猿田彦の舞」「エビスの舞」「松尾の舞」「矢先の白狐神の舞」「鹿島、香取の連舞」「春日明神の舞」「竜神の舞」「山の神の舞」「山めぐり」)と他に番外曲「天岩戸の舞」がある。
舞は、古朴な美しさをもつ。江戸神楽のもつ土くささと親しみをたたえ、演劇的な要素を示して適度なユーモアをも見せる。
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国指定文化財等データベース(文化庁)