阿津賀志山防塁 あつかしやまぼうるい

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城跡 / 東北 

福島県
伊達郡国見町
指定年月日:19810314
管理団体名:
史跡名勝天然記念物

 本遺跡は宮城県との県境に接し、信達盆地の北端に位置する標高289メートルの厚樫山の南麓から、そのまま約4キロメートル南下して阿武隈川に近い地点までの水田地帯に所在する。この一帯には、今日も「阿津加志山」「大木戸」「国見」のほか、「堤下」「中島」「遠矢崎」「段ノ越」「上二重堀」「下二重堀」「石田」「[[元木]もとぎ](本城・元柵)」などの地名が南北に連なっているが、現況は東北本線・国道4号線・東北縦貫自動車道などに分断され、更に耕作や用水路などによって地形が相当に改変されてはいるものの、その間に国見町史跡「阿津加志山二重空堀」(昭和45年指定)を始めとして、水田畦畔の各地、あるいは畑地・果樹園・墓地等の随所に断続的に土塁状の地形の高まりや段差を残し、特に「二重堀」地区には明らかに二重の堀跡と三重の土塁跡が現存していて、古くから『吾妻鏡』文治5年条記載の藤原泰衡が構築したという「阿津賀志山」と「国見宿」との中間の「口五丈堀」であろうと考えられてきた。
 昭和46年、東北縦貫自動車道の建設に伴う事前の発掘調査が福島県教育委員会によって行われ、その結果は厚樫山の南傾斜面中腹で、二重の堀を2メートル前後に掘って、その土を1メートル前後に積みあげた三重の土塁跡を検出し、そして西堀の西壁と東堀の東壁との掘り込み部の幅は15メートルを測ること、さらに東土塁には自然石で根固めをしていることも確認された。
 次いで昭和53年、この地区一帯における圃場整備事業の計画が提示されるに及び、その計画が特に南半部の地形を大幅に改変してしまうため、昭和54年、福島県教育委員…

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