赤彩注口土器
せきさいちゅうこうどき
概要
・この土器は、北海道縦貫自動車道建設に伴う八雲町野田生1遺跡の発掘調査で発見されたものです。
・縄文時代の住居跡(AH-11)の床面に横倒しの状態でほぼ完全な形で出土しました。
・ダルマ形を呈し、底部を除いた全面が水銀朱で赤彩されています。文様の特徴や土器の胎土から、東北地方からもたらされたものと考えられます。
・この土器は遺構に伴った資料として貴重であり、大型で造形的にも優れています。
・また、赤彩土器とともに出土した鉢形土器は、北海道在地の土器で、縄文時代後期中葉(約3500年前)に位置づけられます。赤彩土器の時期を特定する上で重要なことから、付とします。
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北海道(地方指定文化財)