まち

油彩画 / 大正 / 日本 

石垣栄太郎 (1893-1958)
いしがきえいたろう
1925
油彩,カンヴァス
113.5×86.5
神奈川県立近代美術館

 石垣栄太郎は15歳でアメリカに渡りました。この絵はアトリエがあったニューヨーク14番街の様子を描いたものです。
「第六番街を東に行くとハーンのデパートメント店があり、ウルウォースの十セント店がありました。さらに第五番街を越えて東に行くと、インチキの店があったり、浅草を思わせるような映画館が軒を並べていました。・・・私はこの街上で、画題を拾い、詩情に浸りました。庶民の間に生まれ、庶民の裡で育てられた私には、十四丁目の庶民的な雰囲気がふさわしく、居心地が好いのでした。」(石垣綾子『海を渡った愛の画家―石垣栄太郎の生涯』御茶の水書房、1988年)
 彼は街に居心地のよさを感じつつも、太った警察官や寄付を呼びかける救世軍など、社会の様々な人々対して鋭く目を向けています。この絵は、もとは和歌山県立近代美術館にある作品(左側)と合わせてひとつの絵でしたが、なんとある時激情に駆られ、自分で絵を切ってしまったそうです。

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