江差町姥神大神宮祭礼山車松寶丸及び付属品
えさしちょううばがみだいじんぐうさいれいだしまつほうまるおよびふぞくひん
概要
・姥神神社祭典に供奉するために建造された全長7メートル、船幅最大2.9メートルの山車で、和船型朱塗り金色金具付きの御座船で、三階松の帆を上げるようになっています。船体に弘化2年(1845)の銘がありますが、破損が激しかったことから昭和51年(1976)に全面解体修理を行いました。
・船体は楠で作られ、朱色の漆を塗り、松前家の紋や金具で飾られています。帆には、松前藩の船と同様の松の模様が染め抜かれています。
・船名の和名は、松前藩主第16代昌廣によってなされたと伝えられており、当時の江差の繁栄を伝える貴重な資料です。