弥彦神社の舞楽
やひこじんじゃのぶがく
概要
この芸能は、新潟県西蒲原郡弥彦村に伝承されるもので、北陸方面に多く分布する稚児舞楽の要素を含む芸能組織の大きいものであり、弥彦神社の大祭、小祭などの特殊神事(神幸神事・妻戸大神例祭・燈籠神事など)のおり(四日十八日その他)に演じられる。
芸能は大別すると、神歌楽(かがらく)と天犬舞(あまいぬのまい)、太々神楽、小神楽となり、これらを総括して今は舞楽と呼称している。
このうち特に神歌楽と天犬舞は、燈籠神事だけに奉奏され、九才前後の稚児が勤めることになっている。
これらの芸態には舞楽の地方民間化の過程を暗示するものがあり、芸能史的に貴重なものである。
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