酒津のトンドウ
さけのつのとんどう
概要
この行事は、小正月の火祭りで、毎年1月15日に近い土・日曜日に行われる。トンドウと呼ばれる円錐形の大きな作り物を海岸に作って火を燃やし、正月に迎えた歳神を送るとともに無病息災や豊漁を祈願する行事である。行事初日の土曜日は、浜辺に藁や竹などでトンドウを作る。次いで7~12歳までの男子が年齢により決められた役割に従い、コリトリと称して海辺で身を清めてから、海藻を持って地区の家々を清めて回る。翌日曜日は深夜に子どもたちが集落を歩いて火入れの予告をし、早朝にトンドウに火をつけて燃やす。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)