太刀〈銘助真/〉
たち〈めいすけざね〉
概要
太刀〈銘助真/〉
たち〈めいすけざね〉
東京都
鎌倉
鎬造、庵棟、磨上げながら腰反り踏張り残る。鋒猪首。鍛小板目、地沸よくつき、映りごころあり。刃文重花丁子華やかに乱れ、足葉入り、総じて焼幅広く、匂深く小沸つく。帽子表尖り、裏小丸、沸強く掃きかける。茎磨上げ、先刃上がり栗尻、旧鑢目勝手下がり、目釘孔一、茎先に在銘。
身長66.9 反り1.8 元幅3.0 先幅2.2 鋒長3.5 茎長17.9 (㎝)
1口
東京国立博物館 東京都台東区上野公園13-9
重文指定年月日:19350430
国宝指定年月日:19530331
登録年月日:
独立行政法人国立文化財機構
国宝・重要文化財(美術品)
備前福岡一文字派の刀工で、後に相州鎌倉に移住したと伝えられ相州一文字とも呼ばれる。彼の作は最盛期の一文字派の中でも特に華麗であるが、その作風をよく示している作刀で、日光助真に次ぐ優品である。