「風清」二字
ふうせい にじ
概要
小堀遠州は桃山時代から江戸時代前期にかけての茶人。遠州流の祖。早くから古田織部(1543-1615) に茶の湯を学んだ。徳川三代将軍家光(1604-51) に献茶し、これが将軍家茶道師範の称のおこりとなった。「きれいさび」の茶を主張し、また、建築、造園をも手がけた。本作は中央に大きく「風清」の二字を横書きに大書した作品。個性的な書風であり、茶人遠州の面目躍如たるものがある。左隅に「宗浦」(朱文瓢箪印)の印を押す。
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