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花嫁用頭飾り

はなよめようあたまかざり

概要

花嫁用頭飾り

はなよめようあたまかざり

金工

北ヨムート族 トルクメン人

キタヨムートゾク トルクメンジン

ヒジュラ暦1342/1923-24

銀、鍍金、ガラス

高14.7(下げ飾り除く)

1点

トルクメン人は現在、トルクメニスタンを中心にイラン、アフガニスタン等で多く生活しています。彼らはテケ族やヨムート族など数多くの支族に分かれています。装身具は全身を合わせると10キロを超えることもあり、昼夜外すことはありませんでした。ジュエリーは既婚未婚をはじめ社会的立場を表現するものであり、貴金属で作られた財産でもあり、邪視や災いを避けるお守りでした。
この作品は花嫁用の頭飾りで、顔を縁取る魚型の下げ飾り、透き、ルビー色、黄色、緑色のガラスを散りばめ、刻線と鍍金による装飾が施されています。中央の銀板の裏側に均整のとれた書体に刻線で輪郭を取っています。内容は、バイラム・ムハンマド作、ヤーハイ、ヤカイユム、1342年(西暦1923-24)、銀の重量135ミスカール、金の重量2ミスカールと4とあります。ミスカールはイスラム文化圏で使用される重さの単位で、1ミスカール4.464グラムで計算すると、この作品の重量644グラム(ガラス含む)とほぼ等しくなり、興味深い作例です。

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キーワード

装身具 / / 下げ / 飾り

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