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こめかみ飾り(テネチル)

こめかみかざり(てねちる)

概要

こめかみ飾り(テネチル)

こめかみかざり(てねちる)

金工

テケ族 トルクメン人

テケゾク トルクメンジン

18世紀

銀、鍍金、カーネリアン

長62.0

1対

トルクメン人は現在、トルクメニスタンを中心にイラン、アフガニスタン等で多く生活しています。彼らはさらに幾つかの支族に分かれ、中でもテケ族は最も強大な勢力を誇り、その銀製装身具は曲線の美しい文様と銀に鍍金を施した力強い華麗さが特徴とされます。装身具は全身を合わせると10キロを超えることもあり、昼夜外すことはありませんでした。ジュエリーは既婚未婚をはじめ社会的立場を表現するものであり、貴金属で作られた財産でもあり、邪視や災いを避けるお守りでした。怪我を防ぐなど不思議な力を持つ朱色の宝石カーネリアン(紅玉髄)、羊の角やチューリップ、魔を祓う下げ飾りの音・・・草原や砂漠で彼女たちはつねに装身具を兼ねた護符によって守られていたのです。
この作品は彫金と鍍金で装飾した洋梨型のパーツを5つ連結し、菱形の下げ飾りを備えた、優雅で華やかなこめかみ飾りです。上部をスカーフや帽子に縫いつけ、こめかみから頬、胸元を飾りました。

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キーワード

装身具 / / 下げ / 飾り

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