二仏並坐像 にぶつびょうざぞう

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彫刻 / 奈良県 

中国・北魏時代 6世紀/正始元 504
銅造 鋳造(一鋳) 鍍金
総高12.3
1基

 『法華経(ほけきょう)』見宝塔品(けんほうとうぼん)の、「釈迦の説法中に塔が涌出(ゆじゅつ)し、中にいた過去仏の多宝仏が釈迦を讃えて塔内に招き入れ、並んで坐した」という場面を表現した小金銅仏(こんどうぶつ)。幅の広い舟形光背に、着衣を通肩(つうけん)にまとって禅定印(ぜんじょういん)を結ぶ二体の坐仏を並置する。年代的に近接するほぼ同形式・同大の作品がかなりの数現存するが、本品はその中でも鏨(たがね)の彫りがシャープで、鍍金(ときん)の発色も良い佳作である。作風的には素朴だが、当時の民間造像の典型的な特色を備えた基準作であり、貴重である。なお裏面には、偏袒右肩(へんたんうけん)の坐仏一体を線刻で表す。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p124, no.168.

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