白銅五鈷鈴 はくどうごこれい

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工芸 / 奈良県 

鎌倉時代 13~14世紀
鈴身:白銅製 鋳造 轆轤成形、把:銅製 鋳造 鍍金、舌:銅製 鋳造
総高18.5 口径8.1
1口
醍醐寺行樹院(京都)

 鈴身(れいしん)を白銅製、把(つか)を金銅製とした五鈷鈴(ごこれい)。鈴身は裾広がりで、胴部に二本の子持ち紐帯をめぐらしている。把の鬼目(きもく)は二重圏で高く突起し、蓮弁帯は八葉間弁付きで輪郭を内側に刻み、素文の二線で約している。脇鈷(わきこ)は牛角形で、側面の稜に樋(ひ)を刻み、外側下方に嘴形(くちばしがた)を表している。口縁下面に「上酉酉寺」(酉酉は醍醐の略)、「行樹院」との刻銘があり、本品が上醍醐寺(かみだいごじ)の行樹院で用いられていたことがわかる。行樹院は廃寺であり、創建などの詳細は不明であるが、醍醐寺文書に江戸時代前期(17世紀)の「行樹院年貢米請取状」が数通見られることから、この頃までは存在したことがわかる。なお、鈴身部を白銅製とする五鈷鈴は、奈良・西大寺所蔵の鎌倉時代後期の作例などがあり、本品もその頃の作と推定される。

古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.43, no.25.

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