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梨子地扇文蒔絵鐙

なしじおうぎもんまきえあぶみ

概要

梨子地扇文蒔絵鐙

なしじおうぎもんまきえあぶみ

工芸品 / 漆工 / 江戸 / 日本 / 九州 / 佐賀県

江戸時代初期

鉄製 漆塗

竪31cm 横14.2cm 高27.5cm

1双

佐賀県佐賀市松原2丁目5-22

公益財団法人鍋島報效会

鐙は馬の鞍の付属品であり、乗馬に際しての足がかりと、騎乗中安定を保つための踏張りという二つの機能を持つ。この鐙は総体淡梨子地とし、閉じた扇とわずかに開いた扇を金・銀の平蒔絵であらわし、扇面には羊歯やススキを描く。踏み込みの内部は朱塗り。成富兵庫助茂安(1560-1634)所用との伝来を持つ。茂安は龍造寺隆信、鍋島直茂・勝茂に仕えた武将で、河川改修、溜池築造など水利治水事業の治績が現在もたたえられる。

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キーワード

佐賀 / 梨子 / 蒔絵 /

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