土偶(山形県遊佐町杉沢遺跡出土) どぐう(やまがたけんゆざまちすぎさわいせきしゅつど)

考古資料 / 奈良県 

縄文時代 紀元前10~紀元前4世紀
土製
高18.3
1個
山形県飽海郡遊佐町杉沢遺跡出土

 右の頭髪部などを若干欠損するほかは、ほぼ完形の中空の土偶である。目はいわゆる遮光器(しゃこうき)状に表現され、肩や腰の文様は縄目文様を施した後に部分的に縄目をすりけす、磨消縄文(すりけしじょうもん)の手法で飾られ、腹部を縦に貫く線は、2重の隆線で強調されている。また臍(へそ)の部分は内部に連なり、腰部の文様も巧みに強調して表現されている。
 出土状況は特異で、北側と東西に、約20センチメートルの川原石を置いて作った石囲の中に、頭部を北に向けて仰臥した状態で埋納され、その上に長径約30センチの蓋石が被せられていた。あたかも人間が埋納されたかのように置かれ、土偶の性格を考える上に貴重な出土例である。

奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.277, no.1.

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