すすきの原の秋 すすきのはらのあき

日本画 

船田玉樹 (1912(大正元)年-1991(平成3)年)
フナダ・ギョクジュ
昭和25年/1950年
絹本彩色
180.0×68.0

茫洋たる雰囲気をたたえたる秋の山。手前にはすすきの穂がびっしりと白く浮かびあがり、その形がリズミカルに画面に踊っています。赤や黄色に色づいた樹々の姿も見えますが、血のように赤く染まった木の幹の部分が一際目をひきます。真っ赤に紅葉したツタの葉がからみついているのでしょうか。幻想的で不思議な情景です。本作品と同じ寸法の春と冬の絵も同年に制作されており、それらも当館で所蔵しています。
 作者の船田玉樹は、広島県呉市の生まれ。昭和9(1934)年 速水御舟に入門し、その没後は小林古径に師事。同13(1938)年 4月歴程美術協会を結成。同じく広島出身の丸木位里や靉光とも親しく交わり、日本画と油彩画の境界を横断するような表現を追求、シュルレアリスムなどの手法も積極的に取り入れています。戦後は日本美術院展で奨励賞を2年連続受賞などしていますが、のちに脱退、新興美術院の理事となります。昭和53(1978)年には同院からも退き、以後は特定の画壇に所属することなく、個展を主な作品発表の場として制作三昧の日々を過ごした。

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