村の子供 むらのこども

日本画 

和高節二 (1898(明治31)年-1990(平成2)年)
ワダカ・セツジ
昭和8年/1933年
紙本彩色
177.5×184.6

右から、画家の次男、長女、長男、次女です。おそろいの長靴を履いた素朴な装いの少年少女たちは、仲良く並び立って、じっと正面を見つめています。寒さのためかそれぞれに頬が赤く染まり、その表情には穏やかな笑みが浮かんでいます。その目線の先にある父・節二の絵筆をにぎる姿、愛情に満ちたその眼差しが想像されます。長女のマフラー、次女の服と人形とに用いられた赤がとりわけ鮮やかで、作品に華やかさを添えています。
 和高節二は、現在の広島県安芸高田市向原町生まれ。東京の川端画学校や日本美術学院に短期間学んだほかは、一貫して郷里で創作を続けました。特定のグループに属することなく、言わば横断的に、昭和初期からさまざまな展覧会に佳作を次々と発表。1940年の紀元二千六百年奉祝展覧会では最高賞の文部大臣奨励賞を受賞して一躍脚光を浴びました。戦後も向原で創作活動を続け、広島の美術界にも大きく貢献しました。

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