鉄錆地六十二間筋兜 てつさびじろくじゅうにけんすじかぶと

工芸 

(銘)早乙女家親
さおとめいえちか
日本
桃山時代
34.0×34.0×16.0cm
1

本作は、六十二間の筋兜の代表的なものの一つ。作者である早乙女家親(常州住の桃山から江戸時代初期にかけて活躍した早乙女家系の甲冑師の一人。)は、本作のように全体的に作風は穏やかで、天辺は平らに近く、底面は卵形、鉢が深く鍛えの優れた兜を数多く製作している。錏は、金漆塗りの地に古代紫糸を切付小札で五段に威しており、脇立には、木彫に金箔を押した鹿角型のものを置いている。吹返の六文銭から、信州(現在の長野県)の松代城主真田家(12万石)伝来の兜と知ることができる。

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