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鉄地二百間筋兜

テツジニヒャクケンスジカブト

概要

鉄地二百間筋兜

テツジニヒャクケンスジカブト

金工

高:16.7cm 前後:26.7cm 左右:21.0cm

1頭

筋兜(すじかぶと)の間数は、時代が降るにしたがい増える傾向にあるが、とりわけ 技巧化の進んだ江戸時代には、百間以上のものも現れた。 この筋兜は、薄い鉄板二百枚を鋲で留めたもので、表面は錆地、裏は一面に金箔を押し、後方中央に「宗順作」と刻名がある。 作者宗順は、明珍(みょうちん)系の甲冑師と思われるが、詳しい履歴はよくわかっていない。しかし本品の後頭部が深い鉢の形は明珍系の特徴をよく示し、二百間という細かな構造は、甲冑師ならではの技術によるものである。

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