絹本著色 教如上人像
けんぽんちゃくしょく きょうにょしょうにんぞう
概要
小紋高麗縁の上畳に、左斜めを向いて坐し、黒衣墨袈裟を着け、右手を上にして両手で数珠を持つ教如の姿を描く。本図の裏書から、慶長8年(1603)に教如より空臨寺の明宗に下付されたことが知られる。また「寿像」とあり、教如生前の像を描いたこともわかる。慶長7年に本願寺は東西に分立しており、教如は東本願寺の第12世(初代)となって教団の確立に努めていた時期でもあり、本図下付の経緯を考えるうえでも興味深い。
けんぽんちゃくしょく きょうにょしょうにんぞう
小紋高麗縁の上畳に、左斜めを向いて坐し、黒衣墨袈裟を着け、右手を上にして両手で数珠を持つ教如の姿を描く。本図の裏書から、慶長8年(1603)に教如より空臨寺の明宗に下付されたことが知られる。また「寿像」とあり、教如生前の像を描いたこともわかる。慶長7年に本願寺は東西に分立しており、教如は東本願寺の第12世(初代)となって教団の確立に努めていた時期でもあり、本図下付の経緯を考えるうえでも興味深い。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs