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東海道五拾三次之内 49 阪之下《筆捨嶺》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 49 さかのした ふですてみね

概要

東海道五拾三次之内 49 阪之下《筆捨嶺》

とうかいどうごじゅうさんつぎのうち 49 さかのした ふですてみね

木版画

歌川広重  (1797-1858)

うたがわひろしげ

日本

天保4-5年(1833-34)

木版多色刷

22.6×34.4cm

1

画中左の奇抜な形をした山は、岩根山といって奇岩や松、滝など見所の多い山であった。室町時代に狩野元信がこの山を描こうとして描ききれず筆を捨てたという、いわれから筆捨山と呼ばれていた。広重は画面に右に茶店と見物にいそしむ旅人を描き、この景勝地の描写に挑んでいる。遠景に青いシルエットで描かれた山の美しさが、この筆捨山の奇抜さをひときわ目立たせている。

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