邇々杵神社
本殿
境内社河内神社本殿
多宝塔
ににぎじんじゃ
ほんでん
けいだいしゃかわちじんじゃほんでん
たほうとう
概要
邇々杵神社
本殿
境内社河内神社本殿
多宝塔
ににぎじんじゃ
ほんでん
けいだいしゃかわちじんじゃほんでん
たほうとう
滋賀県
江戸時代中期~江戸時代末期/1664年~1842年
本殿 1棟
一間社流造、銅板葺
附 棟札 3枚
寛文四甲辰歳八月廿一日の記があるもの
寛文二二甲辰歳九月吉辰日の記があるもの
文政十三庚寅歳九月の記があるもの
鰐口 1口
正徳四甲午歳九月吉祥日の刻銘がある
境内社河内神社本殿 1棟
三間社流造、向拝一間、鋼板葺
附 棟札 3枚
文化八辛未年四月初八日の記があるもの
明治十一年寅十一月八日の記があるもの
昭和二十九年霜月の記があるもの
御幣箱 1合
寛文四甲辰年九月吉日の記がある
多宝塔
三間多宝塔、銅板葺
附 棟札 2枚
天保十三壬寅年八月大吉祥日の記があるもの
天保十三壬寅年八月吉辰日の記があるもの
3棟
高島市朽木宮前坊
滋賀県指定
指定年月日:20151218
宗教法人邇々杵神社
有形文化財(建造物)
邇々杵神社は安曇川が比良山系の北辺にて東へ流れを変える河岸段丘に位置し、朽木谷の集落である宮前坊に所在する。古くは朽木大宮権現と称され、朽木谷の産土神であったと伝え、主祭神として邇邇杵命を祀る。
本殿および境内社河内神社本殿は、は江戸時代中期の造営になるが、意匠的にも技法的にも中世的な古い形態をもつ点に特色がみられ、この時期の朽木谷における神社本殿の形態を知るうえで貴重である。
多宝塔は下層小屋裏の心柱に打ち付けられた棟札から、天保13年(1842)に再建されたことが知られる。本建築は、県内に遺る近世の多宝塔として唯一であるとともに、意匠的にも、技術的にも独自の特徴を兼ね備えた優れた遺構であり、保存状態も良好であることからその価値は高い。