五箇神社 本殿
拝殿
ごかじんじゃ ほんでん
はいでん
概要
当地は愛知川下流域の西岸に位置し、元は北荘と呼ばれていたが、明治7年(1874)に五箇神社が鎮座していたことから宮荘に改称したと伝わる。古来より村の産土神として崇められていた。
現在の建物は、棟札によって、本殿は天保10年(1839)に建立され、拝殿は文化 6年(1809) に建立、明治15年(1882)に増築されたことが分かる。
また透塀は棟札によって、明治15年(1882)に拝殿の増築と同時期に建立されたことがわかる。
本殿は、18世紀以降次第に華やかとなる本県の神社建築の江戸時代末期の特徴をよく示している。拝殿は、本県の拝殿の形式の変化を考えるうえで、本殿とともに貴重である。本県の江戸時代から近代初期の神社建築やそれらの構えを伝える建造物として価値が高い。