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箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿

やきゅういなりじんじゃほんでん・へいでん・はいでん

概要

箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿

やきゅういなりじんじゃほんでん・へいでん・はいでん

関東 / 埼玉県

埼玉県

江戸末期/1853(本殿・幣殿)、1840(拝殿)

本殿 三間社流造、背面軒唐破風付、銅板葺
幣殿 桁行三間、梁間一間、一重、両下造、桟瓦葺、北面及び南面下屋附属、銅板葺
拝殿 桁行正面三間、背面五間、梁間三間、一重、入母屋造、正面千鳥破風付、桟瓦葺、向拝一間、軒唐破風付、銅板葺

1棟

埼玉県東松山市箭弓町2丁目

重文指定年月日:20240119
国宝指定年月日:

宗教法人箭弓稲荷神社

重要文化財

東松山市の中央部に位置する、関東地方において有数の規模を誇る権現造の社殿。天保6年(1835)建立の本殿と幣殿、同11年の拝殿からなる。熊谷を拠点とする大工棟梁飯田和泉藤原金軌と、同じく熊谷で上州の彫物大工の系譜をひく飯田仙之助が手掛けた社殿は、素木とする外部の随所に精緻な彫刻を施し、この時期の特徴をよく示す。特に本殿の大きな妻飾は豪壮で、虹梁を三段重ね、彫刻を凝縮し、意匠性に富む。一方、本殿内部には絢爛豪華な極彩色を施し、幣殿・拝殿内部の彩色・絵画・彫刻も極めて質が高く、外観と好対照をなす。江戸後末期の関東を代表する神社建築として価値が高い。

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