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桜木あげ馬

さくらぎあげうま

概要

桜木あげ馬

さくらぎあげうま

無形民俗文化財 / 九州 / 宮崎県

宮崎県

都城市高城町桜木

都城市指定
指定年月日:20140520

無形民俗文化財

行列は、神社の鳥居の前で修祓を受ける。
まず、「どしん」が入ってくる。槍を持った者が「したい、したいー」と大声を張りあげ、いら棒を持った者は、棒で地面をつきながら「まくど、まっど」と叫びながら、ゆっくり進む。次に、「薙刀」が入る。腰を曲げ、足を高く上げて、跳躍して踊る。続いて、「荷馬」の番である。境内を激しく駆け巡る。次に「まとい」が、「どこい、どこい」と叫びながら境内を激しく踊り回る。次に「立笠」が入ってくる。前後2名ずつで採り物を交換しながら進む。この時、「あわんつ」「こめのつ」と歌いながら、胸の前で両手を合わせながら腰を下げて両手を伸ばし、相撲のちりをきる動作をする。次に「やぼ」が入る。「とがさ」の中へ入る動作をする。歌謡は立笠と同じ。次に「はぐま」が入る。はぐま草をつけた毛槍を回しながら進む。次に「やっか」が、七夕飾りのような採り物を持って進む。次に「はさみ箱」にかわると、左右二列になり、黒塗りのはさみ箱を前後が互いに渡す。その時、手にした方が「受け取った」という。箱は動作のたびにジャラジャラと音がする。次に後番の「薙刀」が入ってくる。「しろのけ、しろのけ」と歌い、動作は前番と同じ。次に「荷馬」が再び境内を激しく駆け巡る。次に「おほろ」である。「まとい」と同じように「どこい、どこい」と叫びながら境内を飛び舞う。次に「稚児馬」が入ってくる。稚児は介添えの付人と親を従え、社殿で修祓をうける。この神事が終わると、「棒舞」である。花棒を持つ者が境内に並び、陣形を変えながら舞う。
※この行列は、2回くり返される。

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キーワード

歌う / 太鼓 / 踊る / 踊り

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