近江湖南のサンヤレ踊り おうみこなんのさんやれおどり

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無形民俗文化財 / 近畿 

滋賀県
滋賀県草津市、栗東市
指定年月日:20200316
保護団体名:草津のサンヤレ踊り保存協議会、小杖祭り保存会
備考:
重要無形民俗文化財

 サンヤレ踊りは、独特の囃子詞(はやしことば)を伴う踊りであり、美しく装った子供たちが、太鼓や鞨鼓(かっこ)、ササラなどの楽器で単純なリズムを奏しながら簡単な所作で踊り、笹や榊、扇子などの採物を持った者がこれを取り囲んで「サンヤレ サンヤレ」と囃し歌う。踊りの一行は、行列の形式をとって踊り、かつ隊列をなして地区内を巡行しつつ踊る。
 サンヤレ踊りが分布するのは、滋賀県の南部に位置する草津市の矢倉(やぐら)、下笠(しもがさ)、片岡(かたおか)、長束(なつか)、志那(しな)、吉田(よしだ)、志那中(しななか)および栗東市の下戸山(しもとやま)である。災いを祓うとともに五穀豊穣の願いをこめて、各地の神社祭礼で踊られており、草津市の各地区は五月三日、栗東市の下戸山では五月五日に行われている。矢倉地区は隔年で、長束地区は三年に一度である。栗東市下戸山の小槻(おつき)神社大祭での踊りは、「サンヤレ」の囃子詞を伝えていないが、楽器編成や、囃し手の存在、踊り振りなどの点から草津市のサンヤレ踊りと同系統の芸能である。
 草津の地は古代に近江国府のあった現在の大津市に隣接し、畿内から東国に向かう時は、多くの場合、この地を経由した。草津の地名は十三世紀末の記録にみえ、草の津、すなわち陸の物資集積の地であったことがうかがい知れる。近世には江戸から京へ向かう東海道と中山道が合流する宿場として栄え、盛んに文物の往来があった東西交通の要衝の地であった。
 本件は、「サンヤレ」という囃子詞に特色のある芸能である。貞享二年(一六八五)に刊行された『日次紀事』(ひなみきじ)によれば、近世京都近郊の村落…

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