祥応寺のコノテガシワ しょうおうじのこのてがしわ

植物 / 東京都 

東京都
東京都国分寺市本多4-2-2
国分寺市指定 指定年月日:19640115
記念物

 祥応寺のコノテガシワは,武蔵野段丘面に位置する本堂に向かって右側に生育している。樹高約12メートル,幹周約2.55メートル(異常な成長箇所が胸高付近にあるため高さ0.85メートルで計測)をそれぞれ測る。
 コノテガシワは,ヒノキ科クロベ属の常緑針葉樹で,成長すると樹高15メートル,直径0.5メートルほどの高木になる。原産地は中華人民共和国の北部から西部とされ, 日本には江戸時代中期,元文年間(1736~1741)頃に渡来したとされるが,さらに古い時期とする説もある。この種は葉や果実を薬用や線香の原料として利用した。和名の「コノテガシワ(児の手柏)」は,枝葉の直立している様子が,子供の手のひらを立てているようであることに由来する。
 祥応寺のコノテガシワは,江戸時代中期,享保年間(1716~1736)の武蔵野新田開発に伴い,本多新田が開発されて間もない頃,黒鐘(西元町四丁目)の祥応寺をこの地に引寺した際に移植したと伝えられている。はじめ本堂前の左右にあったが,向かって左側の1本は枯れてしまい,昭和初期にその木の根が掘り出されて地蔵尊が彫られた。その地蔵尊は背面に「推定古木六百年余」などの刻字があり,現在,境内に安置されている。
 この個体はかなりの老齢木ではあるが樹勢も良く,樹高・幹周とも大きいもので,国分寺市の自然を記念するものとして重要である。

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