国分寺のコウヤマキ
こくぶんじのこうやまき
概要
国分寺のコウヤマキ
こくぶんじのこうやまき
東京都
国分寺のコウヤマキは,国分寺崖線裾に位置する本堂背後の斜面一帯に広がる樹林地内に所在し,近傍の斜面直下には豊富な湧水が見られる。樹高約14メートル(この上に約3メートルの枯枝が伸びる),幹周約2.96メートルをそれぞれ測る。
コウヤマキ(別名ホンマキ)は,コウヤマキ科コウヤマキ属の常緑針葉樹で,成長すると樹高30メートル,幹の直径1メートルに達する高木となる。日本の固有種で,本州(福島県以南),四国,九州の海抜
600~1,200メートルに自生する。和名の「コウヤマキ(高野槙)」は,真言宗の総本山である高野山に多く生育していることに由来する。
国分寺のコウヤマキは樹齢300年を超えると伝えられている。
この個体は近隣のコウヤマキの中では幹周が最大級であり,国分寺
市の自然を記念するものとして重要である。
東京都国分寺市西元町1-13-16
国分寺市指定
指定年月日:19640115
宗教法人 国分寺 代表役員 星野亮雅
記念物