日頼寺文書 附 毛利元就遺品
にちらいじもんじょ つけたり もうりもとなりいひん
概要
日頼寺は、平安時代後期に草創されたと推測される極楽寺を、毛利(穂田)元清が父元就菩提所として日頼寺と改称したものである。日頼寺文書は観応2年(1351)の光厳上皇院宣を最古とする中・近世文書群であり、大半は中世文書である。その内訳は旧極楽寺関係文書、曹洞宗功山寺の前身である臨済宗旧長福寺関係文書、日頼寺関係文書に大別出来る。旧長福寺関係文書は、臨済宗の法統が長福寺から日頼寺に引き継がれたことから、日頼寺が所持する事となったと推測される。毛利元就遺品は長府毛利家に伝来し、日頼寺に寄進されたものである。