飯詰稲荷神社裸参り
いいづめいなりじんじゃはだかまいり
概要
裸衆の男性が17名前後、半纏に鼻白化粧した女性6名前後、奉納物(三俵・注連縄・じゃばら等)、五色の幟(のぼり)を担ぐ男女8名前後、笛・太鼓・鉦の拍子方8名前後で構成される。その他、準備作業として奉納物の作成に延べ130人程度が参加する(各年により若干の変動あり)。
隊列は先頭が、揃いの半纏に鼻白化粧の女性達、続いて大きな注連縄、三俵、じゃばら、鏡餅等を担ぐ裸に鉢巻姿の若者達、最後に五色の幟(のぼり)を運ぶ若者達が続き、囃し方が最後尾となる。その行列は、笛や太鼓の登山囃しの拍子に合わせ「サイギ、サイギ、ドッコンサイギ、稲荷サマサ、ハチダイ、コンゴウドウサイ」と唱えながら稲荷神社に参詣する。宿から稲荷神社までの沿道には、裸に鉢巻姿の若者達へ、景気づけの水を浴びせようと、住民が各門口に水を準備し、目の前を通り過ぎる際に水をかけるなど無病息災と五穀豊穣を祈願する伝統行事となっている。