愛名宮地遺跡出土瓦塔
あいなみやじいせきしゅつどがとう
概要
本資料は愛名宮地遺跡から出土した瓦塔で、平安時代のものである。現在、厚木市教育委員会が保管している。
瓦塔は1号礎石建物址及び周辺から出土したものであり、屋蓋部、軸部、基壇部、相輪部等、瓦塔を構成する破片が総点数74点と多数出土している。1号礎石建物址は土を突き固めた基壇上に構築されており、南北1間×東西3間の建物が想定されている。遺構上面及び周辺から瓦塔を始めとして、「寺」銘墨書土器、鉄鉢形土器、獣足鋳型、灯明皿、鉄釘等の遺物が出土していることから、仏堂等の仏教関連施設としての機能が想定されている。