たのしき飛翔『バウハウス・マイスター版画作品集』より
たのしきひしょう
概要
モスクワに生まれる。モククワ大学卒業後、1896年にミュンヘンに移り、アジュベとシュトゥックに学ぶ。初期の作品はパレットナイフを使った印象派風の風景画が中心で、主題においてもロシア的なものが現れている。1908年にミュンヘンに定住し、1911年にマルクと「青騎士」を結成した。この頃になると対象は判別できないほど抽象化され、色彩が響き合うひとつの抽象様式が完成される。1922年にバウハウスに招かれ、33年の閉鎖まで教えた。この時期の作品は幾何学的要素が強い。1934年以降はパリ近郊に暮し、微生物のような形態が漂うファンタジックな絵画を描いた。
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愛知県美術館