李朝飾筆一双
りちょうしょくひついっそう
概要
管頭と管尾が太く、中ほどが細い中国の装飾筆と同様の姿をしているが、細かな装飾は中国のものとは趣が異なっており、このことから木村陽山は、朝鮮半島の最後の王朝、李氏朝鮮の筆と判断し、箱書を揮毫したのであろう。所々に摩滅があることから発掘品と考えられ、独特の風格を持つ。朝鮮の筆は江戸時代にもたらされていたが、極めて研究が少なく、その詳細が明らかではなく、本筆の資料的価値は高い。
りちょうしょくひついっそう
管頭と管尾が太く、中ほどが細い中国の装飾筆と同様の姿をしているが、細かな装飾は中国のものとは趣が異なっており、このことから木村陽山は、朝鮮半島の最後の王朝、李氏朝鮮の筆と判断し、箱書を揮毫したのであろう。所々に摩滅があることから発掘品と考えられ、独特の風格を持つ。朝鮮の筆は江戸時代にもたらされていたが、極めて研究が少なく、その詳細が明らかではなく、本筆の資料的価値は高い。
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