唐物青貝花立涌文筆
からものあおがいはなたてわくもんひつ
概要
唐物青貝花立涌文筆
からものあおがいはなたてわくもんひつ
(右)
全長二一.四 管長一七.五 管径一.〇 筆帽長九.九 筆帽径一.四
(左)
全長二〇.八 管長一七.八 管径一.〇 筆帽長九.〇 筆帽径一.四
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木村陽山コレクション
本筆に見られる曲線の連なりが、ひょうたん状に上下へと連なる文様のことを「立涌」といい、その中に描かれる文様によって「雲立涌」「笹立涌」などと呼ぶが、本筆は単純化した花の文様が表されている「花立涌」である。正倉院の染織品にも見られる伝統的なこの文様は、使用すると筆の動きにつれて光を反射して煌めくため、装飾筆にはしばしば用いられるものである。
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