豊住町遺跡出土土製小仏像
とよすみちょういせきしゅつどどせいしょうぶつぞう
概要
豊住町遺跡出土土製小仏像
とよすみちょういせきしゅつどどせいしょうぶつぞう
東京都
江戸前期
阿弥陀と思われる如来坐像1体と地蔵菩薩片足踏み下げ像3体。
褐色の胎土で合わせ型製作。彩色等はなし。
美術的にも優品。如来坐像は、鎌倉の大仏を意識したものかもしれない。
大仏型(1):高さ3.5㎝(頭部欠損)・幅2.7㎝・厚さ2.0㎝
地蔵菩薩型(2):高さ5.2㎝・幅3.0㎝・厚さ1.8㎝
地蔵菩薩型(3):高さ5.1㎝・幅3.0㎝・厚さ1.9㎝
地蔵菩薩型(4)高さ5.1…
4体
東京都台東区西浅草3-25-16
台東区指定
指定年月日:20170315
有形文化財(美術工芸品)
江戸時代の文献『文政町方書上』(1825~1828)に、「下谷御切手町」から、土製で小型の大仏や地蔵が出土し、大仏には「大仏」、その他には「心成」の銘が見られる、という記載がある。
更に、『江戸砂子』(1687)や『江戸鹿子』(1733)では、下谷に「佛水」という名水が湧く井戸が紹介されており、井戸を掘削するときに釈迦仏が発見された、という記述がある。