厳島神社本殿
いつくしまじんじゃほんでん
概要
厳島神社本殿は明治34年(1901年)の建立で、組物と彫刻で豊かに装飾された社殿です。屋根は正面に唐破風を付けた入母屋で、本殿は創建以来、覆屋で保護されてきたことから極めて良好な状態で、創建当初の建築形態を伝えています。
これを手掛けた棟梁、彫刻師らは越後(新潟県)から来訪し、函館の高龍寺本堂(明治32年(1899年)築)の建築にも携わっています。
以上のように、厳島神社本殿は越後の工人による豊かな装飾が特徴であり、道北地方を代表する歴史的価値が高い社殿であります。