吉野文山作香合(達磨・白鳥) よしのぶんざんさくこうごう(だるま・はくちょう)

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富山県 

吉野文山 (1853年~1937年)
よしのぶんざん
富山県高岡市
大正初期~昭和初期頃
陶土・焼成(楽焼)、施釉
達磨:径4.5cm×高さ3.0cm
白鳥:長さ7.4cm×幅3.4cm×高さ7.5cm
2
富山県高岡市古城1-5
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

 吉野文山作の香合2点である。香合とは、香を入れるための蓋付きの器である(注1)。
 資料は、達磨と白鳥を模したと思われる香合である。
 達磨の香合は、全体に飴釉がかけられており、上から見ると円形で、蓋に達磨の顔が彫られている。身の裏には、印「文山」が捺されている。
 白鳥の香合は、桃色と緑色、尾羽は黒い釉薬がかかる。内側や底には飴釉がかけられている。白鳥が首を背に向けて曲げており、これが摘みとなっている。身の裏には、印「文山」が捺されている。
 文山(1853~1937)は本名を吉野新平といい、高岡市片原町の自宅で楽窯(文山窯)を築窯し、大正初年頃から茶碗・置物・香合・酒器などを焼成した(注2)。
 付属品の箱には、蓋に紙(「御年玉」と印刷)が貼られており、「文山作/香合入」と墨書されており、合わせ箱とわかる。
 資料状態は良好。
 当館には、文山作の「月に梅図楽盃」と「神馬記念盃」が収蔵されている。
〔注〕
1.HP「日本大百科全書(ニッポニカ)」小学館
2.定塚武敏『富山文庫2 越中の焼きもの』巧玄出版、1974年、p201

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