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小倉山房図巻

しょうそうさんぼうずかん

概要

小倉山房図巻

しょうそうさんぼうずかん

絵画 / / 中国

袁樹筆

制作地:中国

清時代・乾隆28年(1763)

紙本着色

39.0×400.0

1巻

銘文:小倉山房図 余兄簡斎築随園於小倉山麓以為退居之所園落成後命樹為之図因髣髴其規模為随園之照至筆墨之姘醜所不許耳 癸未十月香亭袁樹并識

袁樹は字を豆村、号を香亭といい、南京に寓居しました。有名な文人であった袁枚の甥にあたり、乾隆28年(1763)の進士です。この作品は袁枚の邸宅であった小倉山荘こと随園を描いたもので、後ろに見える城壁を石頭山周辺のものと考えると、手前の河は南京を囲んで長江に流れ込む秦淮河(しんわいが)かもしれません。広い庭園に文人が好んだ瀟洒な花々が植えられ、園内は起伏に富んだ散歩道が続いています。当時江南随一の文人として名をはせた袁枚の、豊かな暮らしぶりが目に浮かぶようです。

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キーワード

文人 / 袁枚 / /

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