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大原御幸(おおはらごこう)

作品概要

大原御幸(おおはらごこう)

日本画

下村観山  (1873-1930)

シモムラ、カンザン

明治41年/1908

彩色・絹本・画巻・1巻

52.0×790.0

巻末に落款、印章

1回国画玉成会展 竹之台陳列館 1908

2
大原御幸
Oharaーgoko ; From the Ta1e of Heike
1908年
絹本彩色・画巻
52.0×790.0cm
この絵巻は「平家物語」などで知られる大原御幸に取材して描かれた。平清盛の娘で高倉天皇の中宮、安徳天皇の母でもあり、建礼門院と称した徳子は、源平の合戦で安徳天皇とともに壇ノ浦に入水したが、源氏に助けられ、出家して大原に閑居した。絵巻は、その建礼門院を後白河法皇がお訪ねになる光景を、六つの場面に分けて描いたもので、物語にかならずしも忠実ではないが、観山の創意が自由に生かされ、格調の高い作品となっている。下絵を見た岡倉天心は、この絵巻の創作に大変興味を示し、書簡で天心には珍しくこまかい助言を与えた。作家的力量を備えもった指導者天心と、その天心の考えをそのまま作品化することができた技術の持ち主観山との協力によって、この絵巻はできあがった。なおこの絵巻は、最終段結びの場面の構図で、天心と観山の歩調が合わず、いったんは末完成のままに出品され、4、5年後にようやく完成したという。第1回国画玉成会展に出品された。

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キーワード

観山 / 絵巻 / 天心 / 下村

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