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銅製経筒 附 灰釉陶器外容器・納入品

どうせいきょうづつ つけたり かいゆうとうきがいようき・のうにゅうひん

概要

銅製経筒 附 灰釉陶器外容器・納入品

どうせいきょうづつ つけたり かいゆうとうきがいようき・のうにゅうひん

考古資料 / 岐阜県

出土地:伝岐阜県出土

平安時代 11世紀

銅製(経筒)

経筒:径11.1 高23.6 同蓋:径11.3 蓋高1.5 方鏡:9.2×9.3 厚0.3 銅環:径7.8 帯幅0.7 外容器:高37.3 口頸部径14.5 胴部最大径34.3 底径18.8

1式

銅製の経筒に、外容器である灰釉広口壺などをともなう。経筒は、銅板を円筒状に成型して側面の合わせ部を10個の銅鋲で留め、端部を折り返す。底板は円板をはめ、蓋は銅板を敲いて成形する。外容器である灰釉広口壺は淡灰緑色の釉が全体にかかる。経筒を納めるため口縁部を打ち欠いている。納入品として銅製方鏡、銅環、装飾を持つ竹製内容器の残片と見られる有機物がある。本品は岐阜県の経塚から出土したと伝えられる。また、灰釉広口壺は素地や釉調からみて尾北窯(愛知県)の製品と考えられる。平安時代末の経筒埋納の一端を示す貴重な資料である。

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