朝熊山図

絵画  日本画 / 日本 

橋本平八 (1897-1935)
はしもとへいはち
制作年不詳
紙本淡彩
139.0×33.7
軸装

 橋本平八は、大正期から昭和前期にかけて、日本美術院彫刻部に属して活躍した伊勢出身の彫刻家。
 平八の本領は、動物や仏像、人物などの木彫作品にあったが、今回紹介するような絵画作品にも卓抜した技量を見せた。
 本図は、伊勢を代表する霊山・朝熊山を描いた水墨作品だが、彫刻修行のために上京した六年ほどを除いて、平八はこの朝熊山の麓で三十九歳の生涯を送った。
 墨の濃淡を巧みに使い分け、太筆を走らせて描かれた朝熊山の山容は、堂々としたエネルギーを放出しているかのようである。
 木彫の霊的な側面に強い関心を示して、彫刻に深い精神性を追究した平八のありようは、朝熊山や伊勢神宮に象徴されるこの地方の歴史風土と密接に結び付いていたということができる。(毛利伊知郎)

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