さんすいずじく
夏珪は南宋＠なんそう＠の宮廷画家ですが、本図はその鋭い筆法や水気ある墨面といった山水画様式を受け継いだ、やや制作時期の下る作品です。右幅は、松の向こうに花が咲き、黒犬の遊ぶ人家がある春景です。左幅は夏景で、後方の滝が奔流へと変わっていくさまを霧の中に見事に表わします。
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