海辺老松図 第1面・月夜浮舟図 第4面 かいへんろうしょうず だいいちめん・げつやふしゅうず だいよんめん

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絵画 / 江戸 

円山応挙筆
江戸時代・天明7年(1787)
紙本墨画/紙本墨画金泥引
縦181.1 横140.5
1面

4枚の襖に、海辺の松が描かれています。海原や山並みは、遠くにいくにつれぼんやりと霞み、果ての見えないほど広大な景色であることが想像されます。作者は江戸時代後期に活躍した写生派の画家・円山応挙。墨の濃淡によって目の前に壮大な景色が広がっているように感じさせるこの襖、どんな建物にあったのでしょうか。
実はこの絵は、4枚で完結するものではありませんでした。京都・南禅寺の境内にある帰雲院(きうんいん)というお寺にたくさん嵌められていた襖の一部分だったのです。帰雲院の応挙の障壁画のうち、襖24面、掛幅5幅、二曲屏風3隻が、のちに東京国立博物館のコレクションに加わりました。この作品の他には、「江岸楊柳図(こうがんようりゅうず)」「雪景山水図(せっけいさんすいず)」など、季節をあらわすさまざまな題材の絵が含まれています。この作品は海が描かれているので、夏にあたるものでしょうか。
これらの障壁画があったのは、方丈といわれる、住職の暮らすたてもの。具体的な間取りはわかっていませんが、部屋ごとの役割に応じた意味をもつ題材が描かれていたと思われます。たてもの全体が、このような絵で飾られていたことを思うと、見ごたえのある空間演出だったにちがいありません。

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