ラスター彩人物瑞鳥文星型タイル
らすたーさいじんぶつずいちょうもんほしがたたいる
概要
正方形2個を45度ずらして重ねて八稜星形に作る。八稜画面の外側を巡る白い区画には倣文字文(文様化した文字)が書かれ、内側の八角形部分には坐る人物と頭をもたげた鳳凰を思わせる瑞鳥が向かい合わせに描かれている。人物は左手を膝に、右手には持物を取っている。周囲には草花や大きな植物が描かれ、天国を連想させる庭園を表現しているものと思われる。輪郭線や大きな植物の茎などには藍色の絵具が用いられている。白釉で全面を覆って高火度焼成後、酸化金属の絵具で動物や植物文を描き、再度低火度還元焼成により、金属の光沢を得ている。こうした八稜星形タイルは、セルジューク朝期以降、盛んに王宮などの世俗建築物の内外装に用いられるようになった。
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