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銅舎利容器

どうしゃりようき

概要

銅舎利容器

どうしゃりようき

金工 / 南北朝

南北朝時代・明徳2年(1391)

銅鋳造

高11.0 口径10.6

1合

銘文:A面「遍照院・僧正頼印/作成宝・珠而安/仏舎利・一顆神/験甚夥・印伝付/関東副・元帥上椙/棠隂藤疾・病持送/本寺永・鎮」、B面「塔下所冀/竜天衛・護/法輪常・転/明徳辛・未六月二十四日/国清道可・謹記」 ; 「仏舎利」(朱書) ; 「仏舎利」(黒漆書)

銅鋳造で厚手に造った蓋と身からなる。全面にわたって銘文が刻まれており、遍照院僧正(へんしょういんそうじょう)の頼印(らいいん)が宝珠を作り、それに仏舎利一粒を納めていたと記している。この記述は、空海が自ら宝珠を作り、それを舎利と同体とみなしていた信仰(能作生珠(そうさしょうしゅ))を想起させる。

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キーワード

舎利 / 容器 / 仏舎利 / 宝珠

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