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ランプ

らんぷ

概要

ランプ

らんぷ

考古資料

出土地:イラン・ゴルガーン

イラン・セルジューク朝 12世紀

陶器

1:青釉ランプ 底径8.0×9.0 高9.5 2:緑釉ランプ 底径5.5×6.0 高8.3

2個

セルジューク朝のイランにおける典型的な台盤付きの青釉及び緑釉ランプ。1は胎土に少し赤みを帯びた明るい灰褐色の土を用いる。縁付きの台盤上に徐々に細くなる支柱を立て、その上に火皿を固定している。また持ち運べるよう台盤縁上部と火皿側面を繋ぐ取手をつけている。油を入れる火皿は、火を点した灯心を支えるよう、碗の口縁部をつまんで屈曲させている。台盤裏面中央部には凹みが見られる。2は基本的な構造は1と同じだが、胎土は灰褐色で、緑釉が施され、また台盤裏面中央の凹みは土でふさがれている。釉の溜まり具合から、ともに傾いた状態で焼成されたことがわかる。1,2ともに表面が銀化(風化)している。ランプは、世界各地で、さまざまな形態と材質で作られてきており、他の地域のものとの比較が意義深い。

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キーワード

イラン / セルジューク / / 胎土

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