松喰鶴群蝶鏡
マツクイツルグンチョウキョウ
作品概要
暗灰褐色。鏡面に鍍錫。截頭形の花蕊座鈕。直立中縁で、鏡胎は約2mmと厚く、界圏は二条に近い。図版上方の内縁に湯口痕らしい肌荒れがある。鋳出後に鏡背面の周縁内側に沿って幅4mm前後の削り仕上げを行なう。鶴の一羽が松を喰む松喰鶴文で、さらに蝶が群舞する衣裳を凝らした精良鏡である。E甲17-9と同構図ながら鶴を高肉に表すもので、鏡胎の厚い中縁鏡となる点でも対照的である。E甲17-9と同じく、十二世紀後半の経塚に出土例が多い。
マツクイツルグンチョウキョウ
暗灰褐色。鏡面に鍍錫。截頭形の花蕊座鈕。直立中縁で、鏡胎は約2mmと厚く、界圏は二条に近い。図版上方の内縁に湯口痕らしい肌荒れがある。鋳出後に鏡背面の周縁内側に沿って幅4mm前後の削り仕上げを行なう。鶴の一羽が松を喰む松喰鶴文で、さらに蝶が群舞する衣裳を凝らした精良鏡である。E甲17-9と同構図ながら鶴を高肉に表すもので、鏡胎の厚い中縁鏡となる点でも対照的である。E甲17-9と同じく、十二世紀後半の経塚に出土例が多い。
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